ファーストキャリアと童貞

YAMATO

YAMATOさんより寄稿
ばるーん再編集

「就活どう?」のジレンマ

耳にたこができた『就活どう?』就活生同士の会話には細心の注意を払う必要がある。
尋ねられた側は

「どうせ就職先の名前でレッテルを貼り、これからも仲良くする必要があるかどうか、品定めしている偏見塗れのエゴ人間め」

などと考えている可能性も。

さすがに筆者の次元までひねくれていなくとも、就職活動が思うように進まず、卑屈になっている大学生には崖から飛び降りるひと押しになり兼ねない。想像力を豊かに、慎重に言葉を選ぼう。

何気なく濫用されていたように振り返る『就活どう?』この台詞の語感は素晴らしい。

川柳のリズムにもよく合う

「久しぶり、開口一番、就活どう?」

実に気持ちのよい調子だ。しかしながら『就活どう?』で会話を始めることは大きな賭けだ。なぜなら、その質問から得られる答えは基本的に先が暗い。捨てられる人の方がが拾われる人よりも、圧倒的に多いからだ。

まずは大前提の共有から。あくまでも就職活動は通過点である。就活とともに人生が終わるわけではなく、むしろ平均的な一生の大半を占める社会人生活の始まりなのだ。
しかしながら、初めて就いた職「ファーストキャリア」は大切らしく、それが神格化される形で「新卒採用の切符」を活かさないと勿体無いなどと言ったアドバイスが横行する。

 

就職=恋愛?

恋愛に置き換えて考えてみよう。
あなたは彼氏彼女いない歴=年齢で恋に焦がれている。
待ちに待った最初の相手には、ひょっとすると大きな期待を抱いているかも。ファーストキャリアは言わば恋人との初めての◯◯(個々人の解釈に委ねる)だ。そして新卒は、童貞が大好きなお姉さん・処女しか眼中にないお兄さんにモテる魔法のカードだ。たしかに魔法のカードを使えば、初体験から経験豊富な美男美女に当たる可能性は高い。しかし、あくまでも初体験なのだ。

初体験がどない大事やねん。それによって人生の豊かさが社会的に大なり小なり評価されてしまうのであれば、誠に悲しい。彼はどこどこに就職したから偉い。逆に彼女は惜しいことをした、と言った野次が横行する現実には憂う。初体験で全てが決まるなら、全てを決めるチャンスはたった一回のみ。そのような世界はあまりに息苦しい。初体験なんて、むしろ黒歴史。笑い飛ばそう、気楽に行こうや。

 

編集後記

はい。というわけで、今回も寄稿していただきました。
川柳のくだりなんか最高に面白いですね。

初体験なんてみんな黒歴史です。自分も初体験の時は膝をやけどしました()
その話はまたいつか…

ばるーん。

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