M-1グランプリ一回戦、傾向と対策(敗戦の弁)。

YAMATO

これぞ、芸人魂。
どうも、漫才コンビ・さらリーマンのボケ担当こと『YAMATO』です。

この度は「M-1グランプリ2018」一回戦敗退の訃報を受けて、なぜこのような結果に終わったのかをど真面目に分析してみようと思います。

落選したからには、すぐにネタにする。

これが真の芸人魂じゃい!(真の芸人は一回戦で敗退しない)

ビジネスマンらしく、咲いて散る。

敗因を一言にまとめると「マスマーケティングの欠如」です。

※マスマーケティングとは、対象をあえて特定せず(もしくは全ての消費者を対象にして)画一化された方法を用いて行うマーケティング戦略。

あれは八月頭。

コンビを結成し、二ヶ月後に控えた一回戦に向けてネタ会議をしていたときのこと。

ぼくたち、さらリーマンは自分たちにしかできない漫才を追求した結果、現役のサラリーマンである強みを最大限に活かそうと考えた。

よって、ぼくらは企業戦士ならではの「複業解禁」や「満員電車」について話すネタを完成させました。

お勤め人の共感と違和感を往き来し、オチへの流れも綺麗にまとまった傑作。

これなら、間違いなく一回戦は突破するだろう。

そんな自信作が出来上がりました。(傲慢)

ぼくら自身が何よりも、このつくる過程を楽しんでいた。

2018年09月26日(水)

そして、迎えた一回戦。

天気はあいにくの雨。

会社を休んで、M-1グランプリに臨む二人。

漫才を理由に休むサラリーマンは少ないだろう、なんて二人で笑い合っていた。

そう。

もう、お気付きだろうか。

2018年09月26日(水)

水曜日。

そう。

今日は、平日だったのだ。

それも「ど」のつく平日だった。

甘さはまるで角砂糖。

ぼくらは甘かった。

サラリーマンの共感を呼ぶ漫才をつくり、サラリーマンのいない平日の予選に挑んでしまったからだ。

甘かった、甘すぎた。

舞台袖から元気よく登場する二人。

「どうもー!現役の会社員コンビ・さらリーマンです!!」

「やっと日本も複業解禁しましたね」

「この国で満員電車に乗るのは自殺行為やで」

ぼくらのサラリーマンあるあるは止まらない。

二分間、それはそれはたっぷり詰め込んである。

 

ぼくと相方だけを乗せた二人きりの電車は、真っ暗な未来にどんどん突っ込んでいく。

 

「どうも、ありがとうございました」

一礼して、お客さんの顔を見ると皆さん「ぽかん」としていた。

そりゃ、そうだ。

サラリーマンじゃないんだもの。

もはや、サラリーマンであれ。(暴論)

 

勝負は、始まる前に決まっている。

M-1グランプリは賞レースであり、決勝戦に加えて準決勝の敗者復活戦も地上波で放送される。

つまり、最終的なアウトプットは日本全国の一般視聴者に向けて行う。

一回戦のネタを審査する放送作家の方々は、最終的な目標(高い視聴率など)から逆算すれば自ずとテレビ的に面白いコンビを選ぶだろう。

そんな性質を秘めた大会で、サラリーマンの特性を前面に押し出した漫才はあまり相性がよくなかった。

もちろん抽象度を上げて、サラリーマンの日常的な不満などを一般化することもできた。

ただ、少しばかりニッチに攻め過ぎだ感は否めない。

なぜなら、作り手のぼくたちにとっては、これが一番面白かったから。

「ぼくたち」はマス(一般)とは大きくズレていた。

 

自分ではなく、顧客の視点で考える。

ビジネスの世界でも往々にしてある、やらかし。

対象となる顧客の視点に立ちきれず、
自分たちの面白いを押し通してしまうとき。

アートや表現の世界では一定許されるものの、人にウケる(売れる)といった観点では正直ダメダメだ。

今回の挑戦において、ぼくらはぼくらの楽しさを一番に考えていた。

だから、そういう意味では大成功だ。

練習から本番まで終始楽しかったし、一皮剥ける挑戦になったことは間違いない。

ただし、本気で勝ち進もうとするならば反省すべきことが山ほどある。

そんな一回戦敗退となった。

結論

いろいろ語らせていただいたが、最終的に何が言いたいかというと。

「生で観るスリムクラブ、面白すぎる。」

プロはマスへのチューニングが極めて上手い。

一般人の読む少し先にボケを落とす、絶妙な間合いの図り方に感動。

と、最後は客目線で多いに楽しみましたとさ。

現場からは以上です。

 

編集後記

寄稿YAMATO
再編集ばるーん

僕たちがブロックチェーンのプレゼンをしている間にどうやらYAMATOさんは敗退していたようです。

ネタ見てみたいので、Youtubeに上がったりしませんかねぇ…。

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