アメリカ国籍オワコンに?トランプ新たな大統領令

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トランプ大統領が動く。新しい大統領令を公約

ワシントンポストは10月30日に衝撃的な内容の記事を公開した。

 

Trump eyeing executive order to end birthright citizenship, a move most legal experts say runs afoul of the Constitution
トランプ大統領は出生地主義を終わらせる大統領令を目論んでいる。多くの法律家はこれを違憲ではないかと指摘。

Trump eyeing executive order to end birthright citizenship, a move most legal experts say runs afoul of the Constitution 

記事にはタイトルの通り

「トランプ大統領は出生地主義によりアメリカ国籍は持っていなくてもアメリカで生まれればアメリカの国籍を持つことのできる出生地主義を終わらせる大統領令を行うことを公約している。多くの専門家はこれが違憲だと指摘。」

という内容で始まっている。

トランプ大統領はインタビューにて

“We’re the only country in the world where a person comes in and has a baby, and the baby is essentially a citizen of the United States for 85 years with all of those benefits.”
“It’s ridiculous. It’s ridiculous. And it has to end.”
「アメリカは国を訪れて、子供を出産するだけで子供はアメリカの市民権を85年持ち、全てのサービスを享受することができる唯一の国だ」
「こんなことはばかげている。そして終わらせるべきだ」

とコメントしている。

この動き(検討されている大統領命令が)合法的かはともかくとして、
トランプ大統領は引き起こされる論争を歓迎しているようだ。
トランプ政権は、ホワイトハウスでの共和党の地位がゆらぐ中、移民問題に関する論争を巻き起こすことにより、きたる中間選挙に向け大統領への支持を集めようとしている。

ぶつかり合う血統主義と出生地主義

トランプ大統領の言う通り、アメリカは数少ない「出生地主義」だが、国際法では国籍の決め方を大きく分けて

・jus solis(出生地主義)

・jus sanginis(血統主義)

の二つに分類されるとしている。(厳密には血統主義の中でも別れるので、増えるが大きな区分として)

出生地主義は、その土地で生まれることでその国の国籍を得ることができるという主義である。アメリカやカナダ、南米の国などが採用している。

血統主義は生まれた場所は関係なしに、両親の国籍によって国籍を決定する主義である。日本や中国などが採用している。

この二つのシステムは基本的にぶつかることがないので、「二重国籍」や「無国籍」などが発生してしまう。

例えば

日本人の母とアメリカ人の父を持つ子供がいたとしよう。

その子が日本で生まれた場合、日本は血統主義を採用しているので母の国籍「日本」を獲得することはできるが

父はアメリカ人だが、日本という土地で生まれてしまってはアメリカの「出生地主義」に当てはまらないため国籍「アメリカ」は獲得できない。

よって、この子供は日本国籍のみを持つという事になる。

しかし逆に

両親2人が日本国籍所有者であっても、アメリカで出産した場合、日本の血統主義とアメリカの出生地主義が両方当てはまるため、両親がアメリカ国籍を持っていないにもかかわらず子供は「日本」、「アメリカ」両方の国籍を取得する。

anchor babyという問題 

またトランプ大統領は長きにわたって「アンカーベイビー」にも言及している。

アンカーベイビーとは
アメリカに不法滞在している両親のもとに生まれたアメリカ国籍を有する子供のことである。

トランプ大統領はインタビューにて

“It was always told to me that you needed a constitutional amendment. Guess what? You don’t”
“You can definitely do it with an act of Congress. But now they’re saying I can do it just with an executive order.”
“It’s in the process. It’ll happen . . . with an executive order,”
「出生地主義をやめるということは憲法修正なしではできないといわれていますが、それは違います。」

「国会制定法を通せばもちろんできますが、大統領令でも実現は可能です。」
「現在進行中ですが、大統領令にて実現するでしょう」

とコメントしています。

まとめ

中間選挙に向けて、またトランプ大統領の大きな動きの一つになりました。

私自身、アメリカで生まれて日本に来ている帰国子女の友人がいるので非常にホットな話題に感じました。

これまで移民によって成り立ってきたアメリカです。またこのトランプ大統領自身もドイツ系の移民です。これが実現した場合アメリカという国の根底を揺るがすものになります。

違法な移民に対して、大統領就任以前から発言がありましたので一貫しているといえばしているのですが…。

とはいえ、この記事自体も

”In the part of the Axios interview that was released, it was not clear whether Trump would deny citizenship to the babies of any noncitizens, or just to those of immigrants in the country illegally.”

「公開されたインタビューからは、トランプ大統領が本当にすべての出生地主義を廃止したいのか、それとも単に不法移民に対してなのかは明確ではありませんでした。」

とあります。

何にせよ、この動きは市民権を持っていない自分たちにも身近な動きになっていきそうですね。

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