ネオバンクとはなにかを理解する。既存の銀行とどう違うのか?

Fintech

Fintech業界の台頭により、耳にすることが多くなっている「ネオバンク」という言葉。

しかしこの言葉はどのような意味なのでしょうか。日経新聞によれば

ネオバンク
自らは銀行免許を持たず、既存銀行と連携して決済や融資など金融サービスを主にスマートフォンで提供する企業。
日本経済新聞

というように表現されています。

今回の記事では、ネオバンクを紐解いてゆき、既存銀行のビジネスモデルと比較していきながら、説明していきたいと思います。

ネオバンクとは?

まずは、ネオバンクという言葉を「文字」から紐解いていくと

Neobank(ネオバンク)は文字どおり「新銀行」を意味しており、ギリシャ語における「新しい」を意味するνεος(neos)から来ています。これは、従来の銀行よりもアクセスしやすいことを目的とした、最先端の完全デジタル・バンキング・サービスの新世代ということを表現しています。

最先端のデジタルバンキングサービスといっても、ネオバンクが提供するサービスの範囲はさまざまです。その理由として、各国の法律などによってライセンスのレベルや制限がバラバラで、一つの意味としてネオバンクを定義しようと思うと非常に難しいところがあります。

例をみてみると、日本におけるネオバンクの定義において既存銀行とのAPIによる提携が定義に入っているのに対して、英語版のwikipediaにおいては、

A neobank is a type of direct bank that is 100% digital and reaches customers on mobile apps and personal computer platforms only. Neobanks do not operate traditional physical branch networks. Neobanks are technology-driven and may adopt machine learning and artificial intelligence technologies whilst not being constrained by legacy systems of traditional banking competitors.

ネオバンクとは、100%がデジタルで、モバイルアプリとパソコンプラットフォームのみで顧客にリーチするダイレクトバンクの一種である。ネオバンクは従来の物理的なブランチネットワークを運用しない。ネオバンクは技術主導型であり、機械学習や人工知能技術を採用する可能性がある一方で、従来の銀行の競合他社のレガシーシステムに制約されることはない。
wikipediaより引用

と定義されているように、説明の仕方が少し異なっています。

しかしながら、ネオバンクの共通点としてすべてオンラインまたはアプリを通じて運営されているため、ネオバンクは一種のフィンテックソリューションとして位置づけされます。

わかりやすいネオバンクサービスの例を挙げると、従来の銀行サービスに似た、またはその延長線上にあるサービスが多く、当座預金、モバイルアプリ、支払いカード、送金、ローン、貯蓄口座、支出行動を改善するための分析が含まれます。

既存銀行とどう違うのか?

サービスが似ているのならば、ネオバンクは既存のメガバンクなどとどう住み分けているのでしょうか。

一つの違いとして、ほとんどのネオバンクは銀行のライセンスを持っていません。これはひとつのわかりやすい指標になりそうですね。

また、物理的な場所がなく、完全にオンラインであるため、顧客料金や手数料が大幅に削減されます。ネオバンクのサービスは顧客中心であることが多く、技術を介して顧客に合わせたサービスを提供しています。

データ主導の意思決定は、ネオバンクの意思決定プロセスを推進し、プラットフォームも非常に近代化されているため、データの収集と分析が容易になり、顧客がネオバンキングエコシステムでどのように行動しているかを理解することができます。これらのデータに基づいて、ネオバンクは小さなのデータポイントに依存するのではなく、彼らの行動に基づいて顧客のデータを分析し、利用できます。

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