フェミニズムのマスターピース「ワンダーウーマン」映画レビューネタバレあり

映画

こんにちは。Block Geniusのバルーンです。

2記事目となりますが、テイストを変えて、映画の話をしようと思います。

ブロックチェーンについてはhmzがまた書くのでご安心を。

さて、今回は2017年の名映画の一つ「ワンダーウーマン」。やっと見れたので記事を書きたいと思います。

一応ネタバレ注意なので、見てから読んでいただければ幸いです。

ワンダーウーマンとはどんな映画?

DCエクステンデットユニバースの4作目であり、タイトルからもわかる通り、「強い女性」を描き話題となった「ワンダーウーマン」

公開当初から破竹の勢いで売り上げを伸ばし、女性が監督した作品の中では、あの「マンマミーア」を抜き興行収入世界1位を獲得しています。(Variety調べ)

近年では、Marvelがヒーロー映画業界を引っ張っていっている中で、よく比較され、バカにされがちな、DCヒーロー映画。普段はダークな雰囲気の映画が多い(バットマンのおかげだけど)中で、ポップさと作品が与えてくれる希望が当たり、一躍DCといえば「ワンダーウーマン」と思える映画の一本になったのではないでしょうか?

そんな映画のあらすじを見てみましょう。

あらすじ

“主人公は人間社会から孤立した女性だけの一族のプリンセスとして生まれながら、圧倒的な強さを誇る美女戦士へと育ったワンダーウーマン。好奇心旺盛だが外の世界を一切知らず、男性を見たことすらない世間知らずの彼女の運命は、ある日、浜辺に不時着したパイロットを助けた事によって大きく動き出す─。故郷を離れ、プリンセスという身分を隠し、人間社会で暮らし始めるのだが・・・。”(Filmarksより)

感想

*ここからネタバレ注意

まず初めにですが、普通に面白い映画です。主人公美しすぎますし。

ただ、だからこそ、「公開された瞬間、2017年にこの映画を見たかった…。」という思いがどうしても強く残ります。

そもそも「ワンダーウーマン」に限らずですが、映画もやはり面白さの鮮度があって、どんな名画といわれている映画であっても、「公開された瞬間に見た人」が感じた面白さには後世の人が感じた「面白さ」(尺度は違えど)は勝てないと思っています。

それはやはりその時代や、場所、文化背景の違いからくるものが多いです。

アカデミー賞を取っているベトナム戦争映画を、「今この時代に経験したことのない日本人の私が日本で見ても」完全に共感するのが難しい、のと一緒です。

「ワンダーウーマン」の場合は「時代」における影響が大きいように思えます。

ワンダーウーマンが描く「フェミニズム」

 

そもそも「ワンダーウーマン」の舞台は「第1次大戦」。まだまだ男女平等が整っていない時代に、アマゾンの中で強い女性として育てられた主人公ダイアナ。作品を通じてダイアナは「人間社会」に対して疑問を問いかけますが、それは同時にリアルな「現代社会」(まだまだ男女平等が進んでいない社会)への皮肉にもなっています。

「もし男女の平等が逆になっていたらこんな感じだよ?」

というようなメッセージを放っているんですね。強い女性が主人公なので、当たり前ですが作品全体の雰囲気はフェミニズムを感じるものになっています。(もちろんダイアナのピュアさで覆われてはいますが)自分が幼少期にこの映画を見ていたら、こんな強い女性に憧れていたこと間違いなしでしょう。ただ見る人によってはそれが嫌に感じるかもしれません(理由は後述します。)

 

第4の壁を破り訴えるフェミニズム 鬼才パティ・ジェンキンスの配役

 

しかも、この映画の強い女性の描き方は作品として収まりきっていません。

「第4の壁」というものをご存知でしょうか?デッドプール公開時にも話題になりましたが

作品と現実の壁のことをさします。

「ワンダーウーマン」において私が感じた第4の壁はキャストの人生・経験にあります。

有名な話かもしれませんが、主人公ダイアナを演じた「ガル・ガドット」さんは兵役の経験があります。(本当に美しい)

過去に兵役を経験したことが、今回の役作りの助けになり、また彼女は2児の母でもあります。なお第一線で活躍する彼女はまさに強い女性の写し鏡であり、「ワンダーウーマン」その人なのではないでしょうか。

 

また、主人公ダイアナの母であり、アマゾンの女王役を演じた「ロビン・ライト」さん。

最近では「ハウスオブカード」などでいわゆる「強い女性」を演じる機会が多くなった彼女ですが、名作「フォレストガンプ」ではつらい境遇の役を演じ、プライベートでも男女関係においてつらい過去を持っています。そんな彼女がアマゾンの女王を演じる姿に私は、監督の意図を感じずにはいられませんでした。

さらに、トレバーの秘書を演じていた、「ルーシー・デイヴィス」さんも難病を乗り越えての出演。まさに映画作品がもつもの以上に配役ですら、強さが溢れているのです。

フェミニズムのマスターピースであり、転換点。

さて、ここまで書いてきましたが、前述のとおりそうこの作品。めっちゃあからさまにフェミニズム全開映画なんです。公開当初はジェームズキャメロン監督が「フェミニズムを後退させた」なんて発言をして話題になっていましたね。

ですが本当にそうでしょうか?たしかにこの作品フェミニズムを感じずにはいられませんし、見る人が見たら嫌な思いをするかもしれません、しかしそれは最近の権利への活動が活発化したことへの裏返しのように感じます。

インターネットの発達により一人一人が発信力を持ち、#metoo 運動が盛んになり、近年ではあからさまなものはある意味で炎上や議論を呼びやすくなりました。私はその転換点に「ワンダーウーマン」が位置していたように思います。だからこそ2017年のその活発化を前にこの作品を見たかった…、かつマスターピースになりうる作品なのだと思います。ポリコレや活動家のおかげで権利というものにはどんどん焦点が当たっていくことでしょう。そのなかで例えば10年後、若い子がこの映画を見たらどう思うのでしょうか?私たちが昔の映画を見た時のように

「うっわ!このあからさまにOOしすぎでしょ!www」

などと思うのでしょうか。それはそれで面白いのかもしれませんね。

2作品目も公開

全米では11月あたりに

「Wonder Woman 1984」が公開決定しています。今から非常に公開が楽しみです。

それより前に皆さん。どうぞ1作目を見てくださいね。ガルさんに惚れますよ。

お付き合いいただきありがとうございました。

 

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参考記事

https://variety.com/2017/film/news/james-cameron-wonder-woman-praise-misguided-step-backwards-1202538440/

https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a249181/cce-cnews-patty-jenkins17-0828/

https://www.crank-in.net/news/50391/1

https://filmarks.com/movies/61600

http://news.livedoor.com/article/detail/5481561/

http://entershower.com/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%80%81%E3%80%8C%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%80%8D%E3%81%AE-626.html

https://otekomachi.yomiuri.co.jp/enta/20170817-OKT8T29946/

https://ciatr.jp/topics/308276

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